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投機筋主導のドル売り円買い圧力は概ね一巡した可能性、SMBC日興証券(花田浩菜)
*13:08JST 投機筋主導のドル売り円買い圧力は概ね一巡した可能性、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
投機筋がドル円の値動きに大きな影響を与えているのは以前にもお伝えしましたね。9/27付けの「主要通貨デイリー」では、投機筋のドル円ポジションについて考察されていますのでご紹介します。
同レポートではまず、『CFTC(米商品先物取引委員会)によると、投機筋は9月19日時点でドル買い円売りポジションを一段と削減したことが明らかとなった(ネットベース)。ドル買いポジションの削減は直近9週中8週目』であると伝えています。
続けて、『ドル円は7月11日に114.49円の戻り高値を付けて以降、トランプ米政権の政策運営に対する懸念や北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりなどを材料にドル安円高基調で推移。9月8日には107.32円と昨年11月14日以来の安値を付けたが、投機筋のドル買い残高も7月半ばをピークに減少(=ドル売り円買い)に転換しており、9月上旬にかけてのドル安局面で投機筋のドル売り円買いが一定の影響を及ぼした様子が窺える』とドル円の推移と投機筋のポジションを比較し、分析しています。
最後に、足元のドル買い円売り残高が5.1万枚に減少したことに着目し、『米国景気の好調推移や日米の金融政策の違い等から先行きドル高円安が見込まれる中、投機筋がドル買いポジションを完全に解消する必要性は乏しいとすると、投機筋のドル買い残高の圧縮は5万枚前後で一巡する傾向が過去の推移から確認される。投機筋のドル買いポジションの整理は概ね一巡した可能性があり、このことは、投機筋が主導するドル売り円買い圧力の一巡を示唆しているといえよう』とまとめています。
詳しくは9/27付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》
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