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中高生の「基礎的な読解力不足」、全国調査で明らかに
記事提供元:スラド
昨年、義務教育では英語やプログラミングではなく日本語読解能力を身につけさせるべきという話題があった。これを提言した国立情報学研究所・新井紀子教授らの研究チームが、小学校6年生から社会人を対象に「基礎的な読解力」を問う調査を行ったそうだ(読売新聞、東京新聞)。
この調査では、「文章の意味が分かれば知識が無くても解ける」というテストを全国約2万4000人を対象に解いてもらったという。その結果、中学1年生の正答率は62%、中学2年生は65%、中学3年生は75%だったそうだ。
また、中学3年生の約15%が「主語が分からないなど、文章理解の第一段階もできていなかった」という。さらに約半数が「推論や二つの文章の異同などを十分に理解していなかった」そうだ。
高校では基礎的読解力が上昇しないというデータも得られたという。これは、高校の教科書が理解できていない可能性があるという。また、基礎的読解力と進学できる高校の偏差値との間には強い相関があったとのこと。
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