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セブン&アイのEC「オムニ7」、omniモールを新設 グループ外企業が参画へ
Omniモールロゴ(写真:セブン&アイホールディングス発表資料より)[写真拡大]
セブン&アイグループが運営するネットショッピングサイト「オムニ7」に、オンラインモール「omniモール」が、2017年11月下旬より新設される。これまでのセブン&アイグループが運営するネットショッピングサイトは、グループ内のECサイトが連なる一大ネットショッピングサイトとなっていた。そこへ新たに、グループ外の企業が参画するオンラインモール「omniモール」を追加。6社9ストアを順次開始し、サービスと商品の拡充を行っていく。
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■セブン&アイグループのオムニ7は結構でかい
現在、セブン&アイグループの運営するオムニ7は、セブンイレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、LOFT、デニーズなど、数多くのグループ内企業のECサイトが連なる巨大ネットショッピングサイトとなっている。いずれかのIDを持っていれば、全てが利用可能だが、その構成は、少々複雑怪奇さを醸し出している。
その「オムニ7」、ここまでの巨大さを持っていながら、今まではグループ外の企業は参画していなかった。今回新設される「omniモール」はその名の通り、モールだ。2017年11月下旬より、6社9ストアが追加されていく。
■Omniモールの出店サービスは?
「Omniモール」に出店されるサービスを紹介しておこう。「インテリア雑貨家具」を販売するニトリ。「スポーツ・ゴルフ・アウトドア用品」を扱うクロスプラネット(ゼビオグループ)から、『SUPER SPORTS XEBIO』、『Victoria Golf』、『Victoria L-Breath』、『Victoria Surf&Snow』などのスポーツブランド。「体験ギフト」なるサービスを展開するソウ・エクスペリエンスから、『Sow Experience(ソウ・エクスペリエンス)』。「オーダーメイドフラワー」を扱うSakaseruの『Sakaseru(サカセル)』。
さらに物販だけではなく、「ハイブランド品の委託販売&買取り」を扱うアクティブソナーの『RECLO(リクロ)』、「ふるさと納税」を行うことができるさとふるの『さとふる』というサービスも開始される。
隠れた巨大ECサイトとも言えるオムニ7は、2015年11月のサービス開始以来、順調に登録会員数を伸ばしており、その数は、2017年8月末には、570万人に達した。グループ外の参画により、国内の総合ECサイトとしてさらなる飛躍を遂げるのか。それとも、より一層複雑になってしまうのか。動向に注目していきたい。(記事:煎茶濃いめ・記事一覧を見る)
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