JRグループ「秋の乗り放題パス」を今年も発売 3日間全国乗り放題

2017年9月1日 11:52

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東京駅 (c) 123rf

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 JRグループは8月31日、「秋の乗り放題パス」の発売について発表した。10月14日の「鉄道の日」を記念して2012年から毎年発売されている特別企画乗車券で、連続する3日間、全国のJR路線などが乗り放題となる。

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 発売期間は、9月16日から10月20日まで。利用できる期間は、10月7日から同月22日のうち連続する3日間となる。発売額は、大人7,710円、子供3,850円。発売期間中、JRの主な駅、JRの旅行センター及び主な旅行会社で取り扱う。。

 利用できるのは、全国のJR在来線の普通・快速列車の普通車自由席、気仙沼線・大船渡線の一部で運行されているBRT(バス高速輸送システム)及びJR西日本宮島フェリーとなる。

 春季・夏季・冬季と年3回販売される「青春18きっぷ」に代わり、秋は本乗車券が発売される。「青春~」と違い、有効期間は連続する3日間に限定されるため、飛び飛びの日に利用することは出来ない。また、利用人数も1名に限定されるため、注意が必要である。

 2016年の北海道新幹線開業により、本州と北海道を結ぶ在来線が廃止となったため、在来線のみを対象とした本乗車券では、本州と北海道の移動が不可能となった。そのため昨年に引き続いて、1日のみ有効の「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」が今年も設定された。

 オプション券を追加購入することで、在来線と北海道新幹線、道南いさりび鉄道線の乗継により、本州と北海道間の移動が可能となる。発売額は、大人2,300円、子供1,150円。利用できる期間は「秋の乗り放題パス」と同一だが、発売期間は、9月16日から10月22日までとなり、利用期間の最終日まで購入可能。なお、オプション券のみでの利用はできない。

 青森~函館間を移動する場合、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅とJR津軽線の津軽二股駅が乗換指定駅となっている。両駅とも1日5~7本と運行本数がたいへん少なく、約50分~2時間程度の乗継時間が発生する点に注意が必要。オプション券を購入する際は、旅程をしっかりと確認してから購入を判断されたい。(記事:松村美風・記事一覧を見る

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