金融機関向け本人確認ソリューションとして印刷媒体を介する多要素相互認証技術を共同開発

2017年8月3日 08:30

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:30JST 金融機関向け本人確認ソリューションとして印刷媒体を介する多要素相互認証技術を共同開発

ブロックチェーン技術を活用したBtoB向けに口座管理、資金移転、支払い、両替、エスクローなど取引に必要な機能を提供しているカレンシーポート株式会社と最先端のセキュリティー印刷を常に実現してきた昌栄印刷株式会社は、金融機関向け本人確認ソリューションとして、デジタルセキュリティ印刷技術の彩紋と、デジタル署名済みトークンを含むQRコードを組み合わせた多要素相互認証技術を共同開発した。
この技術は、金融機関が本人確認を目的として郵送する通知書に印刷が施された「彩紋」と、「QRコード」の組合せの図柄を、スマートフォンで撮影だけで、対象となる郵送物の真贋性、発行者の署名検証、有効期間の処理、リプレイ攻撃の防止、利用者の本人性認証のすべてを同時に済ますことができるというもの。
PINコード入力、電話番号認証技術、特殊な一意識別技術などのオプションと組み合わせることで、セキュリティをさらに強化することも可能だ。
これらの仕組みにより、発行者と利用者の相互認証を実現し、関連サービスの申込から本人郵送確認にかかる自動有効化をサポートする。
この技術は、金融機関による本人確認郵送物の認証以外の用途——イベントチケットの有効化処理や、電子マネーの金銭チャージ処理、納品書と連動したポイント付与、電子選挙投票券——にも応用可能である。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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