シャープのウェアラブル「funband」、今度はソフトバンクホークス向け

2017年7月25日 19:53

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ウェアラブル端末「funband」福岡ソフトバンクホークスモデル(写真: シャープの発表資料より)

ウェアラブル端末「funband」福岡ソフトバンクホークスモデル(写真: シャープの発表資料より)[写真拡大]

 シャープは25日、最新の野球情報がわかるウェアラブル端末「funband(ファンバンド)」の新商品として、福岡ソフトバンクホークスモデルの発売を発表した。Bluetoothでスマートフォンとつないで使用し、試合状況などが随時表示される。

【こちらも】シャープ、広島カープファン向けウェアラブル端末「funband」を発売

 応援するファンを盛り上げる各機能も搭載。例えば試合中、funbandを装着したファンの腕の動きを“応援アクション”とし、モーションセンサーが感知すると、バイブレーションが振動したりLEDが発光して試合を盛り上げる。応援アクションを応援ポイントとして貯め、選手の人気投票にも使用可能。ペナントレースを争っている他球場の試合結果も通知される。

 利用者全員の応援アクションは連携しているクラウドを通して集計後、「応援パワー」という形で数値化される。それはディスプレイに表示されるため、球場内のみならず遠く離れた場所でも試合の熱気を感じ、ファン同士の繋がりを味わうことができる。今後もユーザーの要望に応じてサービスは追加予定だ。

 希望小売価格は税別1万円で、通信販売は28日、店頭販売は29日より開始。ホークス公式ショップ「ダグアウト」等にて購入できる。サービス利用料が税込で月額120円かかるが、初回1年分は無償だ。利用にあたっては専用スマホアプリなどが必要になる。

 シャープは6月に広島東洋カープモデルを発売しており、今回はその第2弾となる。カープモデル発売は試合に行けずテレビ中継も見られないファンへの朗報となった。ホークスモデル発売となった点を鑑みると、この先他球団モデルもラインナップに加わるかもしれない。

 ウェアラブル端末の利用者は、健康意識が高い層に多い。医療やヘルスケアといった分野だ。野球などスポーツを楽しむファン向けの端末は、それらに比べると少ない。普及に向けた、今後の取り組みが注目される。(記事:小椋恒示・記事一覧を見る

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