日経平均続落 為替や海外勢の売りなどが重し

2017年7月25日 07:47

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記事提供元:フィスコ


*07:47JST 日経平均続落 為替や海外勢の売りなどが重し

■7/24の日経平均株価終値

1万9975円67銭 前日比-124円08銭

□その他の指数
・TOPIX      1621.57 前日比-8.42
・東証2部指数   6264.33 前日比+32.39
・東証マザーズ  1182.17前日比-7.61
・東証ジャスダック3340.11 前日比+13.26
本日の日経平均株価は続落。前週末の米国株は小幅安、1ドル111円を割り込む水準まで円高に振れた為替を嫌気し週明けの東京市場も売り先行で始まりました。売り一巡後は業績期待銘柄の一角に押し目買いが入ったものの、加計学園問題による政治的不安を懸念する海外勢などの売りが重しとなり軟調な推移に。業種別では上昇は33業種中繊維、小売、不動産のみ。反面ゴムやその他製品、保険などの下げが目立ちました。個別では黒字転換を発表した篠崎屋が大幅上昇となったほか、株式分割と増配が報じられたソーバルはストップ高をつけています。東証1部の売買代金は1兆9163億円。

□日経平均のテクニカル分析
日経平均株価は続落。軟調な展開となる中でも一目均衡表の雲で下げ止まり、後場にかけては買い戻しの動きが出て安値圏でのもみ合いとなりました。本日100円を超える下げ幅となり下値支持で拾われる動きも散見されましたので、明日は特段の環境変化がなければ自律反発も見込めそうです。

□今日動いた注目の銘柄群
<3935>エディア
<8136>サンリオ子会社のサンリオウェーブと共同開発中のゲームアプリ「ハローキティのドコカナアルカナ」の事前登録受付を開始、これが買い材料視され続伸。同ゲームは幅広い年齢層が楽しめるような設計で17年中に国内版の先行配信を予定しているほか、海外版についても開発中となっています。
<4594>ブライトパス・バイオ
カナダ特許庁に出願していた、ペプチドが複数の遺伝子型のHLAに結合して免疫反応を誘導することに関する発明で特許査定を受けたと報じられました。この特許には複数の遺伝子型のヒト白血球抗原に結合しうるペプチドが含まれているとされペプチドワクチンの投与対象患者が拡がる可能性を示しています。
<9984>ソフトバンクグループ
22日付の日本経済新聞などで傘下の米スプリントが米CATV大手のコムキャストおよびチャーター・コミュニケーションズ2社との提携交渉に入ったと伝わったことが好感され反発しています。本日は一時9291円まで買われる場面がありました。
<1719>安藤ハザマ
国、東京都、首都高速道路が日本橋周辺のまちづくりと連携し、首都高の地下化に向けて取り組むと発表。さらに中央区からも国や都に対して、首都高の地下化への申し入れがされている模様で、行政が足並みをそろえて日本橋の首都高地下化を推進することとなりそうです。首都高の建設やトンネル工事で実績の多い同社に思惑的な買いが入りこれで3連騰となりました。
<4824>メディアシーク
同社スクール業務向け管理システム「マイクラス」クラウド業務パッケージが、未来創造に貢献するビジネスリーダーの養成を目指して展開される早稲田大学の新規事業「WASEDANEO」の管理システムとして採用されたとの発表で大幅続伸、ストップ高となりました。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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