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今週はオバマケア代替法案の採決の行方、米国経済指標とアメリカに注目! 住信SBIネット銀行(三井智映子)
*16:51JST 今週はオバマケア代替法案の採決の行方、米国経済指標とアメリカに注目! 住信SBIネット銀行(三井智映子)
こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
先週は、米雇用統計の結果を受けて米国株式市場が堅調にスタートしましたね。また、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言は、年内の利上げ観測の後退懸念を強める形になり、ドル売り材料となったようです。さらに、14日に発表された米消費者物価指数、小売売上高に加え、ミシガン大消費者信頼感指数も市場予想を下回ったことで年内の追加利上げ観測が後退したとの見方が広がったようです。
さて今週の注目ポイントはどこなのでしょうか?
「ウィークリーレポート」では、オバマケア代替法案に着目し、『採決の行方は不透明なままだと言われています。先週もトランプ米大統領の長男の報道があったことで、トランプ米大統領の「ロシアゲート」疑惑が再燃し、政権運営能力への不信感が依然強いままの状態にあります。仮に、オバマケア代替法案が上院を通過すれば、トランプ米大統領の政権運営能力に対する安心感が多少回復するでしょうが、否決、もしくは採決延期となると、トランプ米大統領の政権運営能力への不信感がさらに高まる可能性があります。法案通過の是非を問わず、為替相場に大きな影響を与える可能性があるため注目です』と分析しています。
次に、レポートでは米国の経済指標について掘り下げ、『12日にイエレンFRB議長の議会証言テキストが公表され、早期利上げに慎重な姿勢が示されていました。ドル/円は112円台後半まで下落しましたが、翌日には持ち直し、113円前半まで戻しましたが112円台後半でドルが持ち直したのは、今月に入り米国経済指標がおおむね良好な結果となっているためであり、市場参加者が米経済指標を依然強く意識しているのではないかと思われます。今週は米国の住宅着工件数、建設許可件数などの住宅関連指標の発表や、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、景気先行指標総合指数などの景気動向関連の経済指標があり、注目されています』と紐解いています。
今週発表される主な経済指標は、以下の通りです。
19日
米国:米国MBA住宅ローン申請指数、6月住宅着工件数、6月建設許可件数
欧州:5月建設支出
20日
日本:6月貿易統計(通関ベース)、日銀金融政策決定会合、5月全産業活動指数、黒田東彦日銀総裁 定例記者会見
米国:新規失業保険申請件数、7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、6月景気先行指標総合指数
欧州:5月経常収支、欧州中央銀行(ECB)政策金利、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁 定例記者会見、7月消費者信頼感(速報値)独:6月生産者物価指数、英国:6月小売売上高指数、
21日
日本 対外対内証券投資、カナダ 5月小売売上高、カナダ 6月消費者物価指数
参考にしてくださいね。
最後にレポートでは、今週開催される日銀金融政策決定会合と、欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利の発表についても言及しており、『黒田日銀総裁の発言で、低金利政策継続に対して言及すること、ドラギECB総裁の9月会合で、来年の債券購入額の縮小に対して積極的な姿勢を示すようなことがあれば、円安の流れが一気に強まる可能性もあり、警戒とともに注目されています』とまとめています。来週もしっかりウォッチしていきましょう。
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》
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