関連記事
Apple、iOSの広告ブロックはSafari用だけ認める方針か
AppleがiOSの広告ブロックアプリについて、Safari用のものだけを認める方針に転換したと報じられている(9to5Macの記事、Mac Rumorsの記事)。
iOS 9以降ではSafariの拡張機能として広告ブロック機能を提供できるようになっているが、VPN/ルート証明書を使用してSafari以外のアプリで広告ブロックを提供するアプリもApp Storeで入手可能だ。こういったアプリを開発するFutureMindがアプリを更新しようとしたところ、App Storeのレビューで却下されたという。Appleは2015年に独自のルート証明書をインストールする広告ブロックアプリをApp Storeから削除しているが、これとは別の理由のようだ。
FutureMindによれば、Appleは今後Safariのコンテンツブロック機能を使用する広告ブロックのみを許可し、VPN/ルート証明書による広告ブロックは許可しないと言われたそうだ。さらに、FutureMindのアプリはApp Store審査ガイドラインの4.2に違反するとも指摘されたとのこと。
ガイドライン4.2はアプリの最低限の機能を規定するものだ。4.2.1では「用途に合ったAPIおよびフレームワークを使用し、アプリケーションの説明に記載」することを求めており、広告ブロックがVPN/ルート証明書の用途に合わないと判断されたものとみられている。
これについてAppleは、ガイドラインを変更したわけではないと9to5Macに説明。App Storeでは他のアプリの機能を妨げるアプリをこれまでも認めておらず、サードパーティーアプリの広告をブロックするアプリは削除するという。さらに、Appleは開発者が収入を得る手段の一つとして、広告を支持しているとも述べたとのことだ。
スラドのコメントを読む | デベロッパーセクション | ソフトウェア | 広告 | デベロッパー | iOS
関連ストーリー:
Apple、無料アプリの名称に「Free」を含めることを禁じる 2017年03月31日
Apple側の審査を通さずにアプリの挙動を変更するAPIの利用に対しAppleが検閲を強化へ 2017年03月13日
Google Playのデベロッパーポリシー、他のアプリ内の広告をブロックするアプリを禁止 2016年03月05日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク