関連記事
今年計3回の利上げ見通しを維持したFOMC、SMBC日興証券(花田浩菜)
*11:37JST 今年計3回の利上げ見通しを維持したFOMC、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
FOMCの政策金利引き上げ決定により8年半ぶりに金利が1%台になりましたね。バランスシート縮小にも言及したことから、16日の黒田日銀総裁の会見にも注目が集まりそうです。6/16付けの「主要通貨デイリー」では、今年計3回の利上げ見通しを維持したFOMCについてまとめられていますのでご紹介します。
同レポートではまず、FRBの見解について『FRBは13~14日に開催したFOMCで、大方の予想通り政策金利の引き上げを決定した(FF政策金利:1.00~1.25%)。声明文では、米国景気は「緩やかに拡大している」との見解を表明。(中略)総じて、今回の声明文は、インフレ動向に一定の警戒を示しつつも、FRBは景気の先行きに自信を示したといえる』と分析しています。
続けて、『こうした中、FOMC参加者は「合計3回」との今年の利上げ見通しを据え置いた。経済指標がまだら模様を示す中、追加利上げにやや慎重姿勢が示されるとの見方もあったが、緩やかな景気拡大の継続を前提に年内もう一段の利上げは妥当との見解が示された格好となった。また、今回はバランスシート縮小の具体策も発表。縮小の年内開始を再表明するとともに、まずは米国債などの保有資産を月額100億ドルずつ減らし、減額幅を3ヵ月毎に増やしていく計画を示している』と伝えています。
最後に、今後の見通しについて、『FRBの追加利上げ見通しは「力強い米景気」ではなく「緩やかな拡大が続く米景気」を前提としたもの。その意味でも、今後の利上げは経済指標次第となる訳だが、年末までの利上げ期待が4割程度に留まる現在の市場の見方はやや慎重に過ぎると判断される。ドル円と相関の高い米長期金利(10年物)の2.10%までの低下(ザラ場)も行き過ぎの感が強い。ドル円一段の大幅下落の可能性は低く、米長期金利の反発と相まって徐々に切り返すものと予想している』と考察しています。
詳しくは6/16付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》
スポンサードリンク