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セシウム取り込みにくくする品種改良を行ったコシヒカリが開発
あるAnonymous Coward 曰く、 放射性セシウムを取り込みにくいよう品種改良された米が開発された(朝日新聞、日経新聞、産経新聞)。
放射性物質で汚染された農地の問題点としては、作物が放射性物質を取り込んでしまう点がある。今回開発された新しい品種はコシヒカリをベースにセシウムを取り込みにくくするような突然変異を起こしたもので、セシウム濃度は玄米中で55%、稲わらで59%下がったという。収穫量や食味は従来のコシヒカリとほぼ同じだそうだ。
とはいえ、「品種改良」といえば聞こえは良いが突然変異というのは意図的な遺伝子操作であるわけで、これに否定的な人は一定数いそうである(そしてそのような人達は放射能汚染を主張する人達とかぶりそうな気がする)。
放射性セシウムは半減期が30年と長く、また土壌に強く保持される特徴があるため特に注意が必要とされている(日本土壌肥料学会)。ただ、白米については吸収されたセシウムのうち可食部に運ばれる量が少なく、玄米を精米して研ぎ、炊飯したあとのセシウム濃度は玄米時と比べて大きく下がっているという調査結果もある(農研機構の研究成果情報)。
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