今週は米国の雇用関連を中心とした経済指標の発表を注視!住信SBIネット銀行(三井智映子)

2017年5月30日 12:53

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記事提供元:フィスコ


*12:53JST 今週は米国の雇用関連を中心とした経済指標の発表を注視!住信SBIネット銀行(三井智映子)
こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

5月29日はメモリアルデーでアメリカの市場がお休みでしたね。住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」では、先週のおさらいと今週の注目ポイントが挙げられているのでご紹介します。

まず同レポートでは先週22日から26日までの為替のドル円の動きの流れを丁寧に追い、週後半はドルが強含みとなったことを伝えています。

次に今週の注目ポイントとしてアメリカの経済指標を挙げ、『今週は、米国の雇用関連を中心とした経済指標の発表が目白押しです。先週のFOMC議事録要旨で「最近の弱含みは一過性のものである」との見解が示されたものの、今週発表される米国雇用統計はもとより、ISM景況指数(前回:54.8%・予想:54.6%)、個人消費支出(前回:0.0%・予想:0.4%)などに、堅調なアメリカ経済を確認することができるか期待されています。6月のFOMCでは利上げの可能性は高いままですが、今週の経済指標の結果次第では、年内の利上げ回数に対して影響する可能性があるため、注目されています』と分析しています。

また、トランプ米大統領によるロシアへの機密情報漏えい問題、いわゆる「ロシアゲート」のリスクについて、『昨年の大統領選におけるトランプ陣営とロシアの共謀疑惑「ロシアゲート」を巡っては、先週、トランプ大統領の娘婿のジャレット・クシュナー大統領上級顧問が、FBIのロシアに関する調査対象になっているとの報道が出るなど、日を追ってトランプ氏に不利な情報が集まっています。また先週予定されていたコミ—元FBI長官の米上院・情報委員会での証言は30日以降に行う予定となり、今週はさらに真相の解明が進みそうです。先週同様、調査の進展に対する警戒感がドルの上値を抑える可能性があります』と伝え、今後の見通しについての見解を示しています。

最後に今週発表される主な経済指標をご紹介します。繰り返しとなりますが、今週は特にアメリカで重要な経済指標が多くなっています。経済指標でサプライズがあればマーケットは大きく動き、投資のチャンスに繋がりますよね。しっかりチェックしてまいりましょう!

5月30日
米国:4月個人所得、4月個人消費支出、3月ケースシラー住宅価格指数、5月消費者信頼感指数、5月ダラス連銀製造業指数
5月31日
中国:5月製造業PMI、5月非製造業PMI、
欧州:5月消費者物価指数(速報値)
米国:5月シカゴ購買部協会景況指数、4月中古住宅販売保留数、地区連銀経済報告(ベージュブック)

6月1日
中国:5月財新製造業PMI
米国:5月ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、5月ISM製造業景況指数、4月建設支出
6月2日
米国:5月雇用統計、
カナダ:4月貿易収支

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》

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