26日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と3日続伸、空運セクターに買い

2017年5月26日 17:17

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記事提供元:フィスコ

*17:17JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と3日続伸、空運セクターに買い
26日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比2.23ポイント(0.07%)高の3110.06ポイントと3日続伸した。上海A株指数も上昇し、2.33ポイント(0.07%)高の3257.06ポイントで取引を終えている。

元高が追い風。中国の外国為替市場では元買いが進み、足元で約3カ月半ぶりの元高水準に達した。前日の上昇が大きかったため、いったん利益を確定する動きもみられ、指数は一進一退したものの、引けにかけて買いが優勢となっている。

時価総額上位の銀行株がしっかり。中国工商銀行(601398/SH)と中国建設銀行(601939/SH)がそろって1.4%高と買われた。「相場を安定させるために、政府系ファンドなどが大型株を買い支えている」との観測が流れている。

空運セクターも上げが目立つ。大手3社の中国国際航空(601111/SH)が5.4%高、中国南方航空(600029/SH)が2.2%高、中国東方航空(600115/SH)が1.1%高で引けている。元高の進行を受けて、ドル建て債務の実質負担が縮小するとの期待感が強まった。

インフラ関連株も物色される。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が0.9%、建機の三一重工(600031/SH)が1.0%ずつ上昇した。自動車株や発電株なども値上がりしている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が0.44ポイント(0.14%)高の320.83ポイント、深センB株指数が1.48ポイント(0.14%)高の1086.47ポイントで終了した。

なお、本土市場は来週29日と30日が端午節で休場となる。

【亜州IR】《WA》

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