Microsoft、Windows 10 Creators Updateに強制更新しないことを推奨

2017年4月30日 19:16

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記事提供元:スラド

MicrosoftがWindows 10の大型アップデート「Creators Update」について、パワーユーザーを除き「Windows 10アップグレードアシスタント」を使用した強制アップデートは避け、Windows Updateでの提供を待つように推奨している(Windows Experience Blogの記事BetaNewsの記事)。

PC版のCreators Updateは11日の一般提供開始に先立ち、5日からアップグレードアシスタント経由でのアップデートも可能になっている。ただし、Windows Updateでは新しいデバイスに先行して提供が行われ、互換性などの問題が解決したデバイスに順次提供されていくため、アップグレードアシスタントで強制アップデートすると問題が発生する可能性もある。そのため、問題の発生を覚悟しているユーザー以外はWindows Updateでの提供を待った方がいいとのこと。

なお、3月の更新プログラムを適用したAnniversary Updateの設定アプリでは「更新とセキュリティ→Windows Update」にCreators Updateの入手に関するリンクが用意されている。リンク先ではアップグレードアシスタントを使用してすぐにインストールする方法が紹介されているが、問題発生の可能性については特に記載されていない。

ちなみに、Microsoftでは数百万人のユーザーがCreators Updateを使用していると述べている。AdDuplexの24日付データによれば、Creators Update(バージョン1703)はPC版Windows 10のうち9.8%を占めるという。このほかのバージョンではAnniversary Update(バージョン1607)が82.1%と大半を占めており、バージョン1511が6.0%、バージョン1507が1.8%などとなっている。

Creators Updateは5日以降3本の累積的な更新プログラムが配信されており、最新ビルドは15063.250となっている。Windows 10を使用しているスラドの皆さんはCreators Updateにアップデートしただろうか。アップデート方法はWindows Update経由、アップグレードアシスタントのどちらだろう。アップデート時やアップデート後に発生した問題などもあればコメントしてほしい。

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