ソニー、新次元の高速性能を実現したプロ向け一眼カメラ「α9」発表

2017年4月21日 17:21

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レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α9」(ソニー発表資料より)

レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α9」(ソニー発表資料より)[写真拡大]

 ソニーは21日、メモリー内蔵35mmフルサイズ積層型CMOSイメージセンサーを搭載のフルサイズミラーレス一眼カメラ「α9」を発売すると発表した。

 AF/AE追従20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影をはじめとする高速性能を搭載し、スポーツや報道での使用を想定した一眼カメラ。

 高速な画像処理は、積層化による回路部の拡張とメモリーの内蔵により、センサー内の読み出し速度を従来機比の520倍以上に高速化した新開発の有効約2420万画素フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RSと、進化した画像処理エンジンBIONZ Xとの組み合わせによって実現。

 新開発のセンサーと画像処理エンジンの組み合わせに加えて、無音・無振動で最高1/32000秒の電子式アンチディストーションシャッターを搭載することで、ミラーとメカニカルシャッターを駆動したときに起こる光の遮断が一切ない。

 さらに、従来機比の約2.2倍の容量を実現した新開発の大容量バッテリー、SDカードスロット(UHS-II対応)とSD/MSカードスロットの2つのメディアスロット、撮影現場から安定した通信環境でFTP転送が可能な有線LAN端子を採用することで、ハードな撮影現場で求められる高い信頼性に応える。

 価格はオープンだが、同社が予想する市場推定価格は本体のみで50万円前後という。販売開始は5月26日だが予約を27日の10時から受け付ける。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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