ウィークリーレポート:地政学リスクとともにイギリス、オーストラリア経済も注視!住信SBIネット銀行(三井智映子)

2017年4月11日 12:52

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記事提供元:フィスコ


*12:52JST ウィークリーレポート:地政学リスクとともにイギリス、オーストラリア経済も注視!住信SBIネット銀行(三井智映子)
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。

今週のマーケットの前に、先週のおさらいをしておきましょう。4日にはオーストラリア中銀の金融政策発表があり、政策金利の据え置きが発表されましたね。また先週末、米軍がシリアに空爆を行ったことから、世界的に地政学リスクが高まっている状況です。

それでは、今週は何に注目してゆくべきか、住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」をもとに紐解いていきましょう。同レポートではまず地政学リスクについて、『米軍がシリアにミサイル攻撃したことで地政学リスクが高まっていることに加え、北朝鮮のミサイル発射や核開発問題なども燻っています。また、ロシアや欧州ではテロの発生も確認されており、今後の状況によっては再びリスク回避の動きが強まる可能性も考えられます』と分析しています。

次に、先週の米雇用統計の発表に関しては、『先週発表された、雇用統計での雇用者数の伸びが低下したことや、ISM製造業、非製造業指数が低下したことから、米経済の先行きに対する懸念も一部では出ており、今週発表される米国の経済指標が悪化するようなら、懸念が広がる可能性も考えられます』と考察しています。

さらに、先週発表された英国貿易収支が赤字拡大したことを受けて、『11日に発表される英国の消費者物価指数をはじめとした物価関連指標、12日の英国の雇用統計などの英国の主要な経済指標の結果に注目が集まっています』と伝えています。また、オーストラリア準備銀行については『先週の豪中銀の声明を受けて、豪州経済に対する期待感が後退したことから、引き続き上値の重い動きが考えられます。特に、豪中銀の声明で、豪州の雇用市場に関する一部の指標が弱まったとの見方が示されたことが豪ドル売りの一因となっていることから、13日には豪州の雇用統計の発表に注目が集まっています』と分析しています。

最後に今週発表される主なイベント、経済指標をご紹介します。
11日: 英3月消費者信頼感指数
12日: 英3月雇用統計、カナダ政策金利発表
13日: 豪3月雇用統計、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数
14日: 米3月消費者信頼感指数、米3月小売売上高

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子《SI》

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