プールの水は尿が混じっているという調査結果

2017年3月8日 18:31

印刷

記事提供元:スラド

northern 曰く、 カナダ・アルバータ大学が、「公共プールには0.01%の割合で尿が混じっている」ことを発表した(ITmedia)。

 発表によると、研究チームは「アセスルファムカリウム(アセスルファムK)」などの人工甘味料を使って公共プールの水に含まれる尿の割合を推定したそうだ。人工甘味料は多くの食べ物に使われているが、これらは食べたあと体内に吸収されず排出されるという性質があり、これを尿の追跡に利用したという。

 調査では83万リットルおよび42万リットルの容量のプールを3週間に渡って追跡したそうだ。その結果、前者では75リットル、後者では30リットル相当の尿がプール内に排泄されていることが分かったという。ただ、尿内の尿素やアンモニアなどがプール内の殺菌剤と反応して有害な物質になる可能性もあるものの、それによるリスクよりもプールで運動することによるメリットの方が大きいと説明はされている。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 変なモノ | サイエンス

 関連ストーリー:
「飲尿」は身体にあまりよくない 2017年01月21日
プールで目が赤くなる原因は塩素ではなく、尿などに含まれる物質と塩素の化合物だった 2015年06月30日
ゴキブリは自身の尿すらも栄養素に変える 2009年10月30日
未来の車は尿で走る? 2009年07月09日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事