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オンワードがC Channelとタッグ、「Two Faces」でオムニチャネル&海外事業加速
保元道宣オンワードHD社長(左)と森川亮C Channel代表
オンワードホールディングス(東京、保元道宣社長/オンワードHD)はきょう3日、動画メディア「C Channel」を運営するC Channel(東京、森川亮社長)と協業し、EC発のファッション&ビューティーブランド「トゥー フェイシーズ(Two Faces)」を立ち上げたことを発表した。今月15日から、両社の自社サービスを含む3つのショッピングサイトで販売。将来的には、実店舗の開設や、海外での販売も視野に入れている。
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「C Channel」は“女子の知りたいを動画で解決”をコンセプトに、10~20代の女性ユーザーに向け、ヘアアレンジやメイク、料理などのハウツーを紹介するサイト。台湾、韓国、シンガポールなど9カ国でサービスを提供し、月間再生回数は6億6,000万回に及ぶ。30~50歳代の顧客が中心となるオンワードHDにとって今回の協業は、20代以下の新規顧客を開拓する狙いがある。
新ブランド「トゥー フェイシーズ」のコンセプトは、“Tokyo リアル”。東京で暮らす感度の高い20~30代女性“東京女子”をターゲットに、トレンド感のあるスタイルを提案する。日中のオフィスでも、夜のパーティーなどでも楽しめるよう、すべてのアイテムを2ウェイ仕様でデザイン。フロントとバックでカラーが異なるワンピースや、リバーシブルのドレスなどをラインナップした。将来的にはコスメなどのビューティーアイテムも販売する。
おもな商品価格(税抜き)は、コート6,900~1万900円、ワンピース5,900~7,900円、パンツ・スカート4,900~6,900円、ブラウス3,900~5,900円、ニット・カットソー2,900~5,900円、アクセサリーなど1,900~3,900円。
「C Channel」の人気クリッパー(動画投稿者)2人と、オンワードの20代の女性担当者2人が中心となり、商品企画や販売、プロモーションなどを行うことで、“東京女子”のニーズに適ったアイテムを、短サイクルかつ手頃な価格で提供する。生産に関しては、中国を中心とした海外の社外メーカーなどと組む。「私たちが行うのは、ニーズを形にする仕事。既存ブランドとは運用コストも流通の仕組みも異なる。最小限の人員・コストで最大の効果を生む体制を整えた」(三宅英木・オンワード樫山ネットブランド開発部長)という。
「C Channel」が2016年12月にスタートした動画ショッピングコンテンツ「CCHAN Shopping」をはじめ、オンワードHDの自社モール「オンワード・クローゼット」、スタートトゥデイのショッピングモール「ゾゾタウン」で販売を開始する。オンワードHDが昨年4月に発表した中期経営計画で成長戦略の柱に掲げているのが、オムニチャネル事業と海外事業。保元社長は、「初年度は売り上げ目標を設定せず、顧客満足を満たす施策に集中する」としながら、将来的には、実店舗オープンによってオムニチャネル化を進めるとともに、越境ECのプラットフォームを軸とした海外進出も計画しているという。「“東京女子”というブランド価値を高めながら、アジアの女子にも、お洒落でお得、かつスピード感のあるファッションを届けたい」(保元社長)。
また森川氏も、「中国ではインフルエンサー発のブランドが続々と伸びを見せている。日本でも同様のサービスを実現させたいと考えていたところ、オンワードとの出会いがあった。品質が高く手頃な商品を訴求力のある動画で見せるという、日本でも新しい試み。ぜひ成功させたい」と語った。
裏返しにして着ることにより、“2つの顔”を持つリバーシブルのワンピース。オフィスで着用するときは無地のワンピースでシンプルに、就業後の友人達との食事会やデートにはレースを使用したワンピースで上品さをアピール。襟や袖を取り外せるブラウスなどもある。
フロントスタイルとバックスタイルでカラーが異なるワンピース
《販売サイト》
■CCHAN Shopping https://cchanshopping.shop-pro.jp/
■ONWARD CROSSET https://crosset.onward.co.jp/
■ZOZO TOWN http://zozo.jp
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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