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「わかば」「エコー」などの煙草6銘柄、4月1日より値上げ
煙草を吸うときは、マナーを守って、吸ってもよい場所で。(画像:いらすとや)[写真拡大]
たばこ税の改訂に伴う、いわゆる「旧3等品」に分類される格安煙草6銘柄、すなわち「わかば」「エコー」「ウルマ」「バイオレット」「しんせい」「ゴールデンバット」の6銘柄の値上げが、4月1日行われる。
たばこ税改訂が決定したの2015年のことで、以後数年間に渡って順次値上げが続けられることになっており、今回の値上げはその一環だ。
JTによる、小売定価改訂の認可申請について、財務省から正式な許可が下りたことに伴うものである。なお、この値上げに関してはJTの連結業績予想に既に織り込まれており、業績予想に影響を及ぼすことはない。
これら旧3等品というのは、事実上、紙巻の煙草の中では最も安いグレードに位置付けられる煙草である。主要ユーザーは当然のことながらあまり経済的余裕のない喫煙者であるが、不況の影響から一般にもシェアが拡大している現状があったため、予定通りの値上げであるとはいえ、愛煙家に与える影響は少なくない物と考えられる。
とはいえ、煙草はどこをどういう角度から見ても、決して健康にも、そして経済的にも、良いものとは言えない。これを機に煙草を辞めるというユーザーが出るのならば、それはそれで日本の公衆衛生にとって悪くないことではあるといえよう。
具体的な各銘柄の特徴と値上げ額は以下の通り。本数はすべて20本。
■わかば
タール19㎎ ニコチン1.4mg 290円から320円へ値上げ
■エコー
タール15mg ニコチン1.0mg 280円から310円へ値上げ
■ウルマ
タール17mg ニコチン1.2mg 290円から320円へ値上げ
■バイオレット
タール17mg ニコチン1.2mg 280円から310円へ値上げ
■しんせい
タール15mg ニコチン1.0mg 280円から310円へ値上げ
■ゴールデンバット
タール15mg ニコチン1.0mg 260円から290円へ値上げ(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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