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ニューヨーク・タイムズのデジタル化戦略は成功している
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、収益の柱を紙媒体から電子版に順調に移しているようだ(WIRED、Slashdot)。
同社の2016年の売上高は約16億ドルで、うち紙媒体の広告収入は3億2700万ドルで前年と比べると7000万ドルの減少だった。一方でデジタル版の広告収入は2億900万ドルで、前年比6%の増加となっている。また、電子版の有料会員数は大統領選挙の影響もあって大きく伸びており、2016年は有料購読者数が50万人以上増えたという(日経新聞)。同社は2020年までにデジタル収益を8億ドルに拡大するという。
また、ジャーナリストOm Malik氏が現在のNYT経営状況について分析した結果、デジタル化戦略は成功しているものの、ガジェット系メディアThe Wirecutterの買収やそれに関連するアフィリエイト収入の増加、電子版の有料会員の増加に依存している部分が強いとし、今後も収益性の高いアフィリエイト収入を得るための新業種を見つけ出す必要があるとしている。
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