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簡単な作業を大変な作業のように演出したことある?
ITの現場で働く読者から寄せられた奇妙な体験を記事にするThe Registerのコラム「On-Call」では、最近2週にわたって簡単な作業をマジカルに演出した読者の体験談を紹介している(The Registerの記事[1]、[2])。
医院の386マシンとCRTモニターを維持する仕事をしていた「Dwight」さん。事務員からPCが動作しなくなったとの連絡を受けて見に行ったところ、単にCRTのスイッチがオフになっていたそうだ。しかし、Dwightさんは修理に羽根と綿球、アルコールが必要だと事務員に告げる。届いた綿球を画面の4隅に押し当てたDwightさんは、アルコールで湿らせた羽根を手前に傾けたCRTの後部で振りつつ、CRTのスイッチを入れた。Dwightさんが顔を上げると、目に見えないパイを顔に受けたコメディアンのような表情の院長がいたという。数週間後、医院を定期訪問したところ、すべてのワークステーションの隣に綿球と羽根、アルコールの瓶が置かれていたとのことだ。
ノートPCをドッキングステーションに接続すると動作しなくなるとの相談を受けた「Levi」さんは、単に接触が悪いことに気付く。そこで、ノートPCを大げさなアクションでドッキングステーションに押し付けて問題を修正し、「癒された!」と叫んで同僚を驚嘆させたという。また、学校の古いコンピューターを管理していた「Donald」さんは、授業中の教室でハードディスクがスピンアップしないPCをひっぱたいて起動させ、生徒たちを驚かせたとのこと。
電源が切れている、ケーブルが外れている、といった単純なことであっても、気付かない時には気付かないものだ。スラドの皆さんは簡単な作業を大変な作業のように演出し、人を驚かせたことはないだろうか。
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