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イメージセンサーの研究開発者4氏がクイーンエリザベス工学賞を受賞
イメージセンサーの開発研究に貢献した4氏が英国のクイーンエリザベス工学賞を受賞した(2017 QEPrize Winners、V3の記事、静岡大学のニュース記事、Innovation Description: PDF)。
受賞者は米国のエリック・フォッサム氏とジョージ・スミス氏、日本の寺西信一氏、英国のマイケル・トンプセット氏。ジョージ・スミス氏は故ウィラード・ボイル氏とともにベル研究所で電荷結合素子(CCD)を発明。2009年にはノーベル物理学賞を受賞している。当初のCCDはコンピューターメモリーとしての使用を目的としていたが、のちにマイケル・トンプセット氏がイメージセンサーとしての利用を可能にする重要なコンポーネントを発明した。
寺西信一氏はNECに勤務していた1980年、CCDイメージセンサーに使用する埋込フォトダイオード(PPD)を発明した。PPDは従来のフォトダイオードよりも高効率であり、イメージの高解像度化を実現した。1990年代後半にはCMOSイメージセンサーにも導入され、イメージセンサーの重要な要素となっている。
エリック・フォッサム氏はNASAのジェット推進研究所で1993年、宇宙におけるイメージセンサー破損の解決策としてCMOSイメージセンサーを開発する。CMOS技術はイメージセンサー信頼性向上だけでなく小型化への道を開き、宇宙機打ち上げのコスト低減にもつながった。
イメージセンサーは我々の視覚世界を大きく変え、医療や科学からパーソナルコミュニケーションやエンターテインメントまで幅広く使われている。
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