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トランプ大統領就任、ホワイトハウスのWebサイトも大きく変わる
ドナルド・トランプ新米大統領の就任に伴い、ホワイトハウスのWebサイトから気候変動やヘルスケア、LGBTなどに関するページが消えたことが話題となっている(The Registerの記事、The Boston Globeの記事)。
ただし、オバマ政権時に作成されたホワイトハウスのWebサイトの内容は、国立公文書記録管理局(NARA)がアーカイブサイトに移動したため、現在のホワイトハウスWebサイトは新政権が新たに作成したものだ。トランプ大統領が特定の内容を削除させたわけでもなく、ジョー・バイデン前副大統領が新政権を邪魔しようとして削除したわけでもない。
実際のところ、該当のページはオバマ前大統領の活動記録が多くを占めていたため、就任したばかりのトランプ大統領にはまだ実績がないということもあるだろう。ただし、現在のホワイトハウスWebサイトで「Issues」の初めに挙げられている「アメリカを一番に考えたエネルギー計画」ではオバマ政権時の気候行動計画などを不要な政策だと批判しており、今後気候変動対策が取り上げられる可能性は低そうだ。
ちなみに前政権の公式Twitterアカウントは、すべて第44代大統領を示す「44」を付加したハンドルに移行しており、元のハンドルは新政権の公式アカウントが使用している。各アカウントのフォロワーはそのまま新政権に引き継がれることになっていたが、大統領の公式アカウント@POTUSでは切り替え直前に1,370万人いたフォロワーがいったん314万人まで減少し、元に戻るまで数時間を要している。@POTUS44は移行直後からフォロワーが1,300万人を超えていたことから、新しい@POTUSのアカウントへフォロワーをコピーする作業に時間がかかったようだ。Twitter CEOのジャック・ドーシー氏によれば、移行に伴って誤ったフォロー設定がされるなどの問題も発生し、およそ56万人が影響を受けたという。
なお、@POTUS44はNARAの管理下になっているため、今後は新たな投稿が行われることはない。オバマ前大統領は現在、8千万人を超えるフォロワーを持つ個人アカウント@BarackObamaを使用しているほか、公式Webサイトも公開している。一方、トランプ大統領の個人アカウント@realDonaldTrumpもフォロワーが2千万人を超えており、大統領就任後もツイートを続けている。
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