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英警察幹部、若いサイバー犯罪者の処罰にWi-Fiジャマーの強制着用提案
英国の警察幹部が若いサイバー犯罪者を罰するには、刑務所に入れるよりもインターネットアクセスを禁止する方が効果的だとし、Wi-Fiジャマーの着用を強制することを提案している(The Telegraphの記事、The Guardianの記事、The Registerの記事、Softpediaの記事)。
提案したのは英警視協会の会長を務めるGavin Thomas警視正。犯罪者1人を1年間収監するには約38,000ポンドの費用がかかる一方で、刑期が短い犯罪の再犯率は非常に高いそうだ。サイバー犯罪という21世紀の犯罪には、21世紀の処罰が必要だとし、Wi-Fiジャマーとコミュニティーサービス、サイバー犯罪防止の教育プログラムを組み合わせると効果的ではないかとの考えを示したという。このような罰を与えることは人権侵害になる可能性もあるが、それは司法省が考えれば良いと述べたとのことだ。
Wi-Fiで使われる周波数を妨害する基本的なWi-Fiジャマーは安価に入手できるとのことだが、近くにいる人までWi-Fiが使用できなくなる可能性もある。Wi-Fiのブロックだけで十分な効果が期待できるのかどうかも不明だ。スラドの皆さんはサイバー犯罪に対する効果的な処罰方法について何かアイディアがあるだろうか。
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