雇用統計が原油価格に影響する? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2017年1月6日 13:07

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記事提供元:フィスコ


*13:07JST 雇用統計が原油価格に影響する? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
今年1本目のレポートは、去年から注視している原油についてです。

松永さんによると『ドル円は、今朝から80銭ほど円高に進みました。昨日15:15比では、ドル円が1.7円の円高となり、NY原油の電子取引が50セント高となっております。それにより現在の東京原油は、210円安付近で推移しております』とのこと。
また『前日が「円安&NY原油安」、本日が「円高&NY原油高」という展開となっております』と分析しています。

API週間石油在庫統計については、『原油が220万バレル減予想に対して740万バレル減、ガソリンが180万バレル増予想に対して430万バレル増、ディスティレートが110万バレル増予想に対して520万バレル増となりました』と伝えています。

また松永さんは、米雇用統計発表が与える原油価格や為替レートへの影響にも言及しています。
『明日の米雇用統計発表では、非農業部門雇用者数が前月発表値と同じ17万8000人増と予想されております。過去の発表では、NYダウが上昇すれば、非農業部門雇用者数も増加する傾向もあるようです』。
さらに、『トランプ次期政権により、米国経済成長が加速するとの見方が高まっており、各企業の経営者は、雇用拡大に動き出していると見ております。米雇用統計が良好な内容となれば、NY原油の上昇や、円安の流れが進むことも考えられます』と分析されています。

これも踏まえて、1月6日夜に発表される雇用統計をしっかりウォッチしてまいりましょう!

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の1月5日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子《FA》

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