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3日の米国市場ダイジェスト:ダウは119ドル高、2017年初日はトランプ政権への期待で上昇
*07:42JST 3日の米国市場ダイジェスト:ダウは119ドル高、2017年初日はトランプ政権への期待で上昇
■NY株式:ダウは119ドル高、2017年初日はトランプ政権への期待で上昇
NYダウ ナスダック
終値 :19881.76 終値:5429.08
前日比:119.16 前日比:45.97
始値 :19872.86 始値:5425.62
高値 :19938.53 高値:5452.57
安値 :19775.93 安値:5397.99
3日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は119.16ドル高の19881.76、ナスダックは45.97ポイント高の5429.08で取引を終了した。トランプ氏の大統領就任を20日に控え、景気回復への期待が高まっているほか、原油高も好感され、買いが先行。昨年12月のISM製造業景況や11月建設支出も予想を上振れたが、為替相場でドル高が進行したほか、原油相場の下落が嫌気されると、引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、電気通信サービスや自動車・自動車部品が上昇する一方で消費者・サービスや公益事業が下落した。
印刷機器大手のゼロックス(XRX)、エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)、通信大手のベライゾン(VZ)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。自動車大手のフォード(F)はトランプ次期大統領より批判されていた、メキシコでの新工場建設計画を撤回し、堅調推移。半導体のインテル(INTC)は欧州自動車メーカー各社が出資する、地図開発を手掛ける企業への出資が明らかとなり、買われた。
半導体のクアルコム(QCOM)はソフトバンクのファンドへの出資を検討していることが報じられた。
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■NY為替:米長期金利上げ渋りでドルは伸び悩む
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、118円60銭へ上昇後、117円23銭まで反落し、117円75銭で引けた。米12月ISM製造業景況指数が2年ぶりの高水準を記録したことや、予想を上回った12月製造業PMI改定値を好感してドル買いが加速。ただ、米新政権と一部諸国との貿易戦争の可能性が警戒されたことや、米国債利回りが上げ渋ったことを意識して、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0341ドルまで下落後、1.0434ドルまで反発し、1.0406ドルで引けた。英国の駐欧州連合(EU)大使の辞任を受けて、英国のEU離脱交渉が停滞するとの見方がユーロ売りにつながった。ユーロ・円は、122円94銭から122円27銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2288ドルから1.2200ドルへ下落。英国のアイバン・ロジャース駐EU大使の突然の辞任を受けてEU離脱交渉が難航するとの警戒感が浮上し、ポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、1.0335フランへ上昇後、1.0251フランまで反落した。
■NY原油:大幅続落で52.33ドル、協調減産に対する不透明感が高まり
NY原油は大幅続落(NYMEX原油2月限終値:52.33↓1.39)。時間外取引で55.24ドルと15年7月以来の水準まで上昇したものの、通常取引開始後は売り優勢となった。リビア国営石油会社が2日、1日時点での生産量が前月比で大幅に増加と公表。リビアは減産の対象外国であるが、改めて協調減産の先行きに不透明感が高まる格好となった。
一時、昨年来高値を更新する強い動きが見られたものの、チャートでは、長い上影(上ひげ)陰線を残している。25日移動平均線(51.59ドル)水準で下げ止まるか注目。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.53ドル +0.43ドル(+1.95%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.05ドル +0.80ドル(+1.89%)
ゴールドマン・サックス(GS)241.57ドル +2.12ドル(+0.89%)
インテル(INTC) 36.60ドル +0.33ドル(+0.91%)
アップル(AAPL) 116.15ドル +0.33ドル(+0.28%)
アルファベット(GOOG) 786.14ドル +14.32ドル(+1.86%)
フェイスブック(FB) 116.86ドル +1.81ドル(+1.57%)
キャタピラー(CAT) 93.99ドル +1.25ドル(+1.35%)
アルコア(AA) 28.83ドル +0.75ドル(+2.67%)
ウォルマート(WMT) 68.66ドル -0.46ドル(-0.67%)
スプリント(S) 8.56ドル +0.14ドル(+1.66%)《WA》
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