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東山動植物園で高病原性鳥インフルエンザ発生、一部の鳥は殺処分
KAMUI 曰く、 名古屋市の東山動植物園が飼育している鳥類で、高病原性鳥インフルエンザへの感染が確認されている(動物園のニュース記事)。
同園動物園では11月29日に飼育していたコクチョウ1羽が死んだのをはじめ、12月13日までにコシジロヤマドリや絶滅危惧種のシジュウカラガンなどが相次ぎ死んだ。コクチョウ3羽については12日までに確定検査でH5N6亜型への感染が確認され(PDF)、シジュウカラガンやマガモの感染も13日までに確認(PDF)された。13日にはマガモ1羽とヒドリガモ1羽を安楽死させている。
ニワトリなど家畜への感染の場合には「全て殺処分」が基本となるのだが、その目的として「種の保存」もある動物園の場合、そう簡単には行かないのが悩ましいところ。なお、本件に伴って動物園エリアは12月11日から休園しており、再開は年明け以降になる見込み。
なお、12月3日に死んだコシジロヤマドリについては、14日に陰性との確定検査結果が出ている。また、12月9日に実施した簡易検査では陰性だったシジュウカラガン1羽が14日に死んでおり、同日の簡易検査では陽性になっているとのこと(プレスリリース: PDF[1]、[2])。
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