戦闘機多国共同訓練　インドへ空自戦闘機初寄航

　木原稔防衛大臣は現地時間の20日夕刻から1時間にわたりインドのラージナート・シン国防大臣と会談。「今月29日からインド空軍が主催する初の多国間戦闘機共同訓練『タラン・シャクティ』に航空自衛隊によるインドへの初の戦闘機寄航を含む調整が進んでいることを歓迎した」(防衛省)。

　防衛省は両国の防衛大臣は統幕長と国防参謀長によるハイレベル交流を源泉に、全ての軍種における共同訓練が実現していることを評価、また二国間共同訓練を複雑化、高度化させ、今後も継続的に実施していくことで一致した、としている。

　また艦船搭載用複合通信空中線(ユニコーン)移転の実現に向けた防衛当局間、企業間での協議進展を評価。「ユニコーンの移転をきっかけに日印間の防衛装備・技術協力を深化させていくことで一致した」としている。

　このほか「インド太平洋地域の安定のためには各国による協力が必要とし、日印2国間のみならず、日印米豪4か国での協力等、多国間での防衛協力・交流が重要であることを確認した」と発表した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
・台湾で国際組織加盟支持を表明すると野田元総理
・新総裁は政治改革後戻りする事のない方にと総理
・ギニア、モザンピーク両国に各3億円を食料援助