メガネスーパー、メガネ型ウェアラブル「b.g.」の最新プロトタイプ発表

2016年12月17日 12:10

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「b.g.(ビージー)」商品プロトタイプ(写真:メガネスーパー発表資料より)

「b.g.(ビージー)」商品プロトタイプ(写真:メガネスーパー発表資料より)[写真拡大]

 メガネスーパーは16日、メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の最新の商品プロトタイプを発表した。

 「b.g.」は、同社が過去40年間培ってきたアイケアの経験と蓄積をベースに、「視覚拡張」をキーコンセプトとして新たな市場を開拓するために商品企画化され、昨年12月に最初のプロトタイプが発表されていた。商品名の「b.g.」は、「beyond glasses」の頭文字から取られており、「先端技術の活用で、メガネを超えるメガネをつくりたい」として名付けられている。2014年10月に発足した同社のアイケア研究所が開発を主導している。

 特長は「見え心地」「かけ心地」へのこだわり。左右に2つのディスプレイを搭載し、ノンシースルー型の高解像度ディスプレイを採用。「見え方のクオリティ」を追求した結果、両眼視を前提とした設計となっている。「眼への負担」も考慮されており、長時間の作業や着用でも眼を疲れにくくしているという。人によって異なる「瞳」の位置も考慮し、ディスプレイ位置が可変でき常に最適な見え方になるよう考慮されている。着用時の掛け心地が快適となるように前後・左右のバランスも追求。その他、「見え方」と「かけ心地」を両立させるために、専用のメガネフレームも設計した。

 メインの入力デバイスには「スマートフォン」が想定されており、メガネ部分と有線を通じて専用のケースに接続可能。高解像度のデータを無線環境に左右されることなくリアルタイムにディスプレイタイプに表示できる。メインデバイスをスマートフォンにすることで、既にスマートフォンに備わっているWi-FiやBluetoothといった通信機能や、カメラ、アプリケーションを利用できるメリットもある。既存のアプリケーション開発環境も使用可能だ。

 同プロトタイプは2017年1月18日~20日に東京ビッグサイトで開催される「ウェアラブル EXPO」に、前回に引き続き出展される。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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