国立新美術館が10周年記念イベント開催 - 10周年当日は展覧会無料

2016年12月12日 19:20

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記事提供元:ファッションプレス

 「国立新美術館 開館10周年記念ウィーク」が、2017年1月20日(金)から1月30日(月)まで開催される。

 2017年1月21日(土)に開館10周年を迎える国立新美術館。「開館10周年記念ウィーク」では、そのアニバーサリーを祝って、だれもがアートを楽しめるスペシャルイベントが用意される。

■国立新美術館の活動に迫る特別展示

 期間中は、特別展示として国立新美術館が軸にしている展覧会、教育普及、美術資料、美術の情報収集と発信という4つの活動を紹介。普段は無色彩である会場は、フランスの建築家/デザイナーのエマニュエル・ムホーの華やかな色彩を用いたインスタレーションで飾られ、来場者はいつもと異なる空間で美術を楽しめる。

また、「アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち」展の出品作家である石田尚志による映像インスタレーションも開催。彼は、美術館の展示室におけるインスタレーションはもとより、屋外での大掛かりなプロジェクション・マッピングでも注目を集めるアーティスト。期間中は、地下鉄から美術館への通路に作品を投影する予定だ。

■年齢・性別問わず楽しめる特別プログラム

 10周年記念ウィークには、幅広い世代が楽しめる6つのプログラムが行われる。シンポジウム1では、マスメディア共催による美術展の歴史的な経緯や海外の事例をふまえつつ、今後の展覧会のあり方を考察。そして、アーカイブ的な傾向が美術館という実践の場でどのように機能し、それが美術館の未来にどのような地平を切り開くのかを議論するシンポジウム2、クリエイティブ・ユニット「SPREAD」を講師に迎える色と形のワークショップといった形で、多角的に国立新美術館独自の芸術世界を繰り広げる。

 また、山本東次郎家一門による狂言公演、黒川紀章が設計した建築の魅力に迫るツアー、さらにはピアノコンサートまで。年齢・性別問わず楽しめるコンテンツが揃う。

 ミュージアムショップでは若手アーティスト・デザイナーの作品や、購入して持ち帰り身近で楽しむことのできるプロダクトなどを揃えるほか、カフェ・レストランでは特別メニューの提供も。なお、21日(土)は「19th DOMANI・明日展」など含む開催中の全ての展覧会観覧料が無料となる。この機会に思う存分アートに触れ、そして国立新美術館の違った魅力を発見してみてはいかがだろう。

■【開催概要】

 国立新美術館 開館10周年記念ウィーク期間:2017年1月20日(金)~1月30日(月)※1月24日(火)は休館。会場:国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2開館時間:10:00~18:00※金曜日、土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)※2017年1月21日(土)は、開催中の全ての展覧会観覧料が無料。※特別展示、特別プログラムはそれぞれ開催日時が異なるため事前確認を推奨。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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