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中国、市民の社会・経済的活動をスコア化し格付けするシステム構築中
中国政府が市民に対し「スコア」による格付けを行い、それをローンの審査や教育などの際の評価に使用するシステムを構築しているそうだ(MIT Technology Review、GIGAZINE、ウォール・ストリート・ジャーナル、FT.com、Slashdot)。
このシステムは現在試験段階にあるとのことで、市民の社会的活動と経済的活動についての記録を作成し、そこから「social credit score」というスコアを割り出すというもの。また、弁護士やジャーナリストなどはより詳細に活動を監視されるという。
「中国の人々は信用や一貫性を重要性だと思っていない、こういったシステムは非道徳的な振る舞いのコストを上げるシステムだ」といった好意的な意見もあるが、監視社会に繋がるという批判もある。また、どうやって正しい情報を集めるのか、そこからどうやって正確な「スコア」を導き出すかについても難しい問題だ。しかし中国はこういった問題については意に介さず、今後監視・評価対象が増える可能性もあるようだ。
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