DeNA、WELQに続きキュレーションメディア9サイトを一旦非公開に

2016年12月3日 10:35

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 先日、DeNAの健康・医療情報キュレーションサイト「WELQ」、批判を受けて運営見直しという話があったが、これを受けてWELQの運営元であるDeNAは11月29日に一旦WELQの全記事を非公開とした。これには東京都の呼び出しが関与した可能性があるという(ITmedia)。また、これに加えて12月1日にDeNAの「キュレーションメディア」計9サイト(WELQ含め)が一旦非公開になった(TechCrunch)。MERYだけは運営が違うという事で除かれている。

 医療情報、ヘルスケア情報が必ずしも含まれてないサイトもあるようだが、内容の信憑性ばかりでなく、著作権問題も大きかったかと思われる。この急転直下の事態に鑑み、TechCrunchがDeNAの代表取締役社長兼CEOの守安功氏に独占インタビューを行っている(TechCrunch)。

 これら報道によると、情報の信頼性や著作権を軽視してSEOを過度に重視したサイト運営のノウハウは、シンガポールWebTechAsia社の元社員が絡んでいるようだ。なお28日朝、東京都議の音喜多駿氏が、都福祉保健局の健康安全部にWELQの問題点を報告し、同日薬事監視担当課が「事情を聞きたい」とDeNAに連絡を取ったそうだ。WELQ全記事非公開措置はその翌日のことである。

 都の担当者は、WELQはノーマークだったそうだが、「医薬品販売サイトではないため監視対象ではなかった(中略)WELQの記事は薬機法の観点からも問題がある」としている。

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