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自作巨大マイクロプロセッサー「Megaprocessor」が英博物館で常設展示
headless 曰く、 英国・ケンブリッジのJames Newman氏が製作した巨大マイクロプロセッサー「Megaprocessor」が、同じケンブリッジのCentre for Computing History(CCH)で常設展示されることになったそうだ(CCHのニュースリリース、Cambridge Newsの記事、Register)。
Newman氏はマイクロプロセッサーの中に入って何が起こっているのかを見たいと考えてMegaprocessorの製作を計画。2013年から3年の月日と40,000ポンド以上の費用をかけ、40,000個以上のトランジスターと10,000個以上のLEDを手作業でハンダ付けして完成させた。
Megaprocessorは高さ2m、幅10m、重量約500kgという巨大なもので、Newman氏の自宅に設置されていた。そのため、Megaprocessorの公開は不定期だったが、Newman氏がCCHに寄付することで常設展示が可能となった。
Megaprocessorは10月にNewman氏の自宅からCCHへ移動し、1か月以上かけて安全に展示するための改良や調整などが行われていたようだ。11月24日に行われた特別式典では、フラットケーブルで作られたリボンのカットをNewman氏が行っている。
CCHは社会や文化、歴史への影響を通じてデジタルテクノロジーの理解を深めることを目的とした博物館で、数多くのビンテージコンピューターを収蔵している。Megaprocessorは内部の動作を体験できる世界初のマイクロプロセッサーであり、ビンテージコンピューターと同様に重要な収蔵品になるとのことだ。
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