岩波文庫、旧訳と新訳で同じISBNコード使用が問題に

2016年12月1日 08:45

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 岩波書店の岩波文庫シリーズで、翻訳者が代わっている版(新訳版)にもかかわらず同じISBNコードが使い回されている例があり問題となっている(Togetterまとめ)。

 現物が手に取れる書店や古書店ではあまり問題になっていなかったのが、昨今ではAmazon.co.jpやネットショップなどISBNで商品管理を行っている店が増えており、そのため新訳版が欲しいのに旧訳版が届いた、逆に旧訳が欲しいのに新訳版が届いた、といった問題が出てくるようになってきたようだ。

 そのほか改版でページ付けが変わって引用の際に署名とページ番号だけでは参照元を正しく指定できない例や、同じ本でISBNをころころ変える出版社の存在などもまとめでは話題にされていて興味深い。

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