アリババ:インドで意外な恩恵、高額紙幣の廃止でオンライン決済が急増

2016年11月18日 10:21

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記事提供元:フィスコ


*10:21JST アリババ:インドで意外な恩恵、高額紙幣の廃止でオンライン決済が急増
中国のIT大手アリババがインドで意外な恩恵を受けている。同国における500ルピー(約800円)と1000ルピーの突然廃止を受け、オンライン決済の需要が急増していることが背景にある。

アリババが40%の株式を保有しているインドのオンライン決済大手Paytmは、先週8日の高額紙幣の廃止宣言を受けたからサイトのダウンロード数は4倍に拡大していると報告している。また、平均の決済額も前の2倍に拡大し、1週当たりの決済件数は18件と以前の平均の3件を大幅に上回っている。ほかに、同プラットホームへの入金額は以前の10倍に拡大し、通信量も前の7倍に急拡大していると報告されている。

突然の高額紙幣の廃止に伴う現金不足がオンライン決済の需要を押し上げていると分析されている。なお、モディ首相は今月8日、腐敗取締りなどの一環として500ルピーと1000ルピーの高額紙幣を廃止し、翌9日から適用すると宣言した。保有している紙幣について、12月まで銀行に預け入れる必要がある。《ZN》

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