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ソイレント、食物不耐性の原因として微細藻類粉を新レシピから排除
headless 曰く、 Soylentでは購入者から食中毒のような症状の報告を受け、調査のため2製品の出荷を停止していたが、両製品に共通して含まれる微細藻類粉を食物不耐性の原因として特定したようだ(Bloomberg、Ars Technica、The Verge、Consumerist)。
問題が報告されているのはバータイプのFood Barと、水に溶かして飲む粉末タイプのSoylent Powder 1.6の2製品で、液体タイプの製品やバージョン1.5までのSoylent Powderで使用していない原材料として微細藻類粉が含まれる。現在のところSoylentの公式サイトでは発表されていないが、来年初めに出荷再開を予定している新レシピでは微細藻類粉を使用しないことを、Soylentの共同創業者でCEOのRob Rhinehart氏がBloombergに伝えたという。2製品では藻類油も使用しているが、藻類油は液体タイプのSoylentや以前のバージョンのSoylent Powderでも使われており、これらの製品で同様の問題は発生していない。
2製品が使用している微細藻類粉はTerraVia社のAlgaViaで、クロレラの一種(Auxenochlorella protothecoides)を乾燥させて粉末にしたもののようだ。TerraViaではSoylent製品には刺激物として知られる大豆タンパクやグリセリンなどが含まれており、これらが報告されている症状の原因になった可能性があると主張。AlgaViaは2,000万食以上の製品で使われているが、副作用の報告は非常に少なく、AlgaViaが原因だと特定されたことはないなどと安全性を強調しているとのこと。ただし、TerraViaの藻類タンパクを使用したHoney Stinger社のProtain ChewsではSoylentの2製品と同様の問題が発生し、今年5月に一部製品を回収している。
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