関連記事
Wikipediaは多くの編集が繰り返された結果中立となっている
あるAnonymous Coward 曰く、 Wikipediaの記事は誰もが編集できるため、偏った内容になったり、それに対し複数のユーザーやグループが修正を繰り返す「編集合戦」などが起こることがあるが、Harvard Business Schoolの研究によると、長きにわたって編集が繰り返された結果、Wikipediaは中立的な内容に落ち着いているという(Washington Post、GIGAZINE)。
例として挙げられている「アフガニスタン」に関するページでは、編集が繰り返された結果「右より」「左より」に変化しつつ、最終的には中立的な内容に落ち着いたそうだ。研究ではアメリカの政治に対する7万件の記事を分析、全体的にこのような中立的な記述になっていることを確認したという。また、「右より」の人が「左より」の記事を修正するために「左より」の意見に触れることで、自身の意見が中立に近づいていくというケースや、その逆のパターンも見られたという。
スラドのコメントを読む | ITセクション | Wikipedia | IT
関連ストーリー:
Wikipediaで他言語版から翻訳の必要な記事を抽出する「Wikipedia GapFinder」 2016年04月30日
Wikipedia英語版の多重アカウントによる不正編集、脅迫的手法で記事の関係者に金銭を要求していた 2015年09月05日
Wikipedia、ステマ的行為を行ったとしてエディタ381名のユーザアカウントを停止 2015年09月04日
Wikipediaの偽情報、いくつあるか誰にもわからない? 2015年04月18日
一つの語句の誤用だけを修正し続けるWikipedia編集者 2015年02月07日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード