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三陽商会がスタートアップ企業との協業プロジェクト開始 新事業参入も
三陽商会(東京、杉浦昌彦社長)は、大手企業とスタートアップ企業のマッチングを行うオープンイノベーションプログラム「crewwコラボ」(運営:Creww/東京、伊地知天代表)を通じ、新事業創出プロジェクトをスタートした。同社が培った経営ノウハウやリソースを提供するとともに、スタートアップ企業が持つアイディアや革新的な技術を幅広く募集。両者のメリットを生かし、新規事業参入などの可能性を探る。プログラムへのエントリー期間は9月2日まで。
出典:crewwについて
「crewwコラボ」は、大手企業とスタートアップ企業を取り繋ぐ事業創出プログラム。企業にとってはスタートアップにリソース(経営資源)を提供することで、新規事業創出へのリスク、コストを軽減することができる。また、スタートアップ企業は、コラボ先の企業の様々なリソースを活用することで、サービスの成長を加速させることができる。同プログラムは、サービス開始の2012年から今までで60社を超える企業とプログラムを実施。エントリー数は1,600件を超え、実際に200以上のプロジェクトが実現化へ向けて協議されている。事業提携や資本提携、買収なども生まれている。
三陽商会は今回のプロジェクトで、同社が取り扱う21ブランドをはじめ、全国の百貨店・商業施設にある1,300の売り場と直営店、従業員1,300人と販売スタッフ4,300人、日本・中国・ASEANにある自社や協力工場で働く専門職者を経営資源として提供。スタートアップからは、IoTやヘルスケア、家族、食、ペット、O2Oなどに関連するアイディアを募集する。社内に変革・改革の意識を持たせることで、同プログラムに参画する中堅人材を育成するねらいもある。
同社は、「潜在ニーズや情報など、生活者とのつながりをもっと積極的に強固にするアイデアを募りたい。現状の生活者との接点は、ご来店頂いた時のみ。来店前や来店中、来店後やそれ以外のすべての生活者を幅広く知りたいと感じている。三陽商会の強みやよい点、セールスポイントをもっと知っていただくためのアイデアを募集したい」と話す。
エントリー終了後は、「creww」内で審査を行った上、オンライン上で両者がエントリー内容について話し合う「オンラインブラッシュアップ」(9月12~30日)を実施。1次審査を通過したスタートアップによるプレゼン・ディスカッション(10月11~14日)を経て、2次審査(10月21日)を通過したスタートアップとの2社間でプロジェクトを進める。
「crewwコラボ」を運営するCrewwは2012年創業。コミュニティーサービス「creww」を通じ、スタートアップ企業のサポートを幅広く行っている。現在、スタートアップ企業の登録数は2,200社(2016年8月現在)。
■三陽商会による「crewwコラボ」概要
エントリー期間: 2016年8月22日(月)~9月2日(金)
エントリーページ: スタートアップ エントリーページへ(https://creww.me/ja/collaboration/sanyo-shokai-2016-08)
※ crewwスタートアップアカウントを持つ企業であれば、どなたでも参加可能です。
※ crewwへの登録は無料です。
■三陽商会 公式サイト
http://www.sanyo-shokai.co.jp/
■コミュニティーサービス「creww」
https://creww.me/
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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