Mozilla、Firefoxで404エラーをなくす「No More 404s」機能をテスト中

2016年8月7日 14:09

印刷

記事提供元:スラド

MozillaがFirefoxの実験的機能をテストするFirefox Test Pilotに、404エラーをなくすという「No More 404s」が追加された(Firefox Test PilotThe Vergeの記事The Registerの記事)。

この機能はWebサイトから404エラーが返されたときにInternet ArchiveのWayback Machineに保存されたバージョンのページを表示するというもの。ただし、Wayback Machineに元のページが保存されていなかった場合や、自動的に別のページへリダイレクトされた場合、404以外のエラーが返された場合には機能しない。そのため、Webサイト自体がなくなってしまった場合にもNo More 404sは使用できない。

No More 404sを使用するには、FirefoxでFirefox Test PilotのWebサイトにアクセスし、「Test Pilot」拡張機能をインストールする。「Test Pilot」のアイコンがツールバーに追加されるので、クリックしてメニューから「No More 404s」を選ぶと設定ページが表示される。あとは「Enable No More 404s」をクリックして有効化すればいい。なお、No More 404sはFirefox 48以降で動作するとのことだ。

No More 404sが有効化された状態でWebページから404エラーが返ってきた場合、Wayback Machineに保存されたバージョンがある場合のみ通知が表示されるようだ。ここで通知の「View a saved version courtesy of the Wayback Machine.」をクリックすればWayback Machineに保存されたバージョンを表示できる。 スラドのコメントを読む | ITセクション | Firefox | Mozilla | IT

 関連ストーリー:
Firefox 49からFirefox Helloが削除される 2016年08月02日
Firefox 48にはRust言語で書かれたコンポーネントが初搭載される 2016年07月14日
FirefoxのNightlyビルドにアカウント分離機能が実装される、SNSやWebサービスに異なるアカウントで同時にログイン可能に 2016年06月22日
Internet Archive、アーカイブ量が 10 ペタバイトを超える 2012年10月30日
BIGLOBE、Internet Archiveを拒否 2012年05月09日
クリエイティブな 404 エラーページ 2011年07月01日
ロスアラモス研究所、「タイムトラベル機能付きブラウザ」を開発中 2009年11月25日
Wayback Machineが著作権関連でトラブル 2001年11月12日
100億ページ100TBのWebアーカイブ 2001年10月30日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事