関連記事
Microsoft、Windows 10を実行するデバイスが10億台に到達するのは目標よりも先になるとの見通しを示す
MicrosoftではWindows 10のリリースから2~3年のうちに10億台のデバイスでWindows 10を実行する目標を明らかにしていたが、10億台に到達するのはもう少し先になるとの見通しをMicrosoftのYusuf Mehdi氏が示したそうだ(ZDNetの記事[1]、[2]、The Vergeの記事、Ars Technicaの記事)。
Windows 10を実行するデバイスは大半がデスクトップPCやノートPC、タブレットPCだが、Windows携帯電話やXbox One、Surface Hub、HoloLensのほか、IoTなども含まれる。Mehdi氏によれば、10億台到達が遅れるのは携帯電話ハードウェア事業に注力する時期が先送りされたためのようだ。MicrosoftのTerry Myerson氏は4月、今年から来年にかけて注力するのはWindows 10 Mobileではないと述べていた。Gartnerの2016年第1四半期スマートフォン販売台数データによれば、Windows携帯電話のシェアは1%を割っている。
Microsoftは2014年にNokiaからデバイスおよびサービス事業を買収したが、携帯電話事業の人員削減を繰り返し行っている。2015年には買収に関連する資産の全額を減損処理しており、今年5月にはフィーチャーフォン関連資産をFIH MobileとHMDに売却することで合意に達した。また、先日はフィンランドの携帯電話部門を閉鎖し、最大1,350人の人員削減を行う計画が報じられている。
Windows 10は昨年7月にリリースされてから過去最速で導入が進んでおり、MicrosoftではWindows 10を実行するデバイスが3億5千万台を超えたことを明らかにしている。しかし、無料アップグレードの終了する7月29日以降、導入速度は鈍る可能性が高い。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | ビジネス | OS | マイクロソフト | 携帯電話 | Windows
関連ストーリー:
6月のデスクトップOSシェア、Windows 10が20%を超える 2016年07月03日
Microsoft、スマートフォンのハードウェア事業をさらに縮小し最大1850人を削減へ 2016年05月28日
2016年第1四半期のOS別スマートフォン販売台数、Windowsスマートフォンのシェアが1%を割る 2016年05月27日
Nokiaブランドのスマートフォンが世界規模で復活へ、いっぽう従来型携帯は鴻海傘下に 2016年05月20日
Microsoft、今年はWindows携帯電話に注力しない 2016年04月02日
Ubuntuの利用者は10億人以上存在する? 2015年12月28日
Windows 10初のメジャーアップデート、一般向けに提供開始 2015年11月14日
10月のデスクトップOSシェア、Windows 10がMac OS X全バージョンのシェア合計とほぼ並ぶ 2015年11月03日
Windows 10一般リリース、アップグレードエラーの発生も報告される 2015年07月30日
Microsoft、携帯電話事業を中心に最大7,800名の人員を削減すると発表 2015年07月12日
Microsoftが本当に必要としている従業員の数は? 2014年07月20日
Microsoft、過去最大規模となる18,000人の人員削減 2014年07月19日
Microsoft、Nokiaの携帯デバイス事業を買収 2013年09月04日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク