関連記事
派遣社員が年下正社員と上手に付き合う方法とは?
エン・ジャパンが運営する派遣のお仕事まとめサイト『エン派遣』は、30歳以上のサイト利用者を対象に「年下社員との接し方」についてアンケート調査を行ない、1,806名から回答を得た。[写真拡大]
エン・ジャパン<4849>が運営する派遣のお仕事まとめサイト『エン派遣』は、30歳以上のサイト利用者を対象に「年下社員との接し方」についてアンケート調査を行ない、1,806名から回答を得た。
日本人材派遣協会の調査によると、派遣で働く人の平均年齢は38.1歳。派遣社員の人に職場で指揮命令をするポジションを担う正社員が年下という状況は、よく発生している。そこで「職場の年下社員との接し方で悩んだことはありますか?」と30歳以上の派遣社員に聞くと、6割が「ある」と回答した。
年下社員と接する上での具体的な悩みは、第1位が「ジェネレーションギャップを感じる」(46%)、第2位が「叱るのが苦手」(42%)、第3位が「何を話していいかわからない」(31%)だった。年代別に見ると、30代は「叱るのが苦手」(49%、40代以上:39%)と回答した人が半数を占め、40代以上では「ジェネレーションギャップを感じる」(50%、30代:37%)が半数を占めた。「叱るのが苦手」と回答した30代は「年下社員のプライドが高く、面倒くさいことはやらない社員だったので、こちらにまで仕事がふりかかってきた。その時は私の頑張りを見てくれていた先輩社員が年下社員に一喝してくれた。(33歳女性)」
「年下社員の欠けているところをフォローし、後でそれとなくこういうことがありましたよ…と伝えても、私のミスだと思われてしまうことがあります。(36歳女性)」といったコメントが寄せられた。
年下社員とうまく付き合うコツを聞くと、65%ともっとも多くが「良いところを褒める」と回答した。第2位以下は「プライベートにはあまり踏み込まない」(38%)、 「業務の効率的な進め方を教える」(38%)、 「優しく接する」(36%)が続く。
年代別での差異は見受けられず、「まずは信頼関係を作るために、良い評価を伝える」という声が多く見られた。また年下社員に対して敬語の徹底を意識しているという声もあった。
年下社員と接する上で、うまくいったエピソードでは以下のコメントがあった。「情報も自分への評価もマイナス面よりプラス面を好む人が多く、それを評価してくれる人を信頼するという傾向が強い。信頼されればマイナス面も無理なく受け入れてくれるからつきあいやすくなる。(41歳女性)」「年下社員の母親と同じ年齢層なので、母親のように誉めたり叱ったりしています。Excelなど、知らないことは教え、悩みは聞くなど年上でも怖くない印象を作るようにしています。(44歳女性)」
派遣社員が年下正社員と上手に付き合う方法は、この辺りが王道なのだろう。(編集担当:久保田雄城)
■関連記事
・派遣のメリットは「勤務地・曜日・時間を選べる」こと ではデメリットは?
・幸せなワークバランスを手に入れているのは正社員ではなく派遣社員?
・労働者派遣法改正から3か月 「変化を実感」は13%
・非正社員を正社員へ 実効確かめ法人税引下げを
・就労4割は非正社員 雇用側理由1位は賃金節約
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク