英国のEU離脱懸念と欧米金利とドル円、SMBC日興証券(花田浩菜)

2016年6月14日 12:39

印刷

記事提供元:フィスコ


*12:39JST 英国のEU離脱懸念と欧米金利とドル円、SMBC日興証券(花田浩菜)

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6月13日の東京株式市場は、23日に行なわれる英国のEU離脱の是非を問う国民投票を前に、離脱を懸念したリスク回避的なドル売り円買いが進行したのを受け、大きく株価を下げましたね。

SMBC日興証券では『来週23日の国民投票日までは、リスク選好的な動きは強まり難く、逆に悪材料に対して反応しやすい局面が続きそうだ』と予想。さらに英国のEU離脱懸念は欧州の金利低下の要因ともなっていて、米金利の低下もあいまってドル安円高が進む格好になっている、としています。

一方でSMBC日興証券は『英国のEU離脱を巡る国民投票は、経済合理性を考えれば最終的にはEU残留が選択されるもの』と考えていて、そうなれば『欧州金利と共に米金利も上昇、ドル円はリスク回避色の後退と相まってドル高円安への反発が見込まれ』、底堅さを回復すると期待しています。

EU離脱か、残留か。6月23日の英国の国民投票には注目したいですね。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《FA》

関連記事