外資:再び中国株に着目、「滬港通」の出来高が激増

2016年4月29日 09:19

印刷

記事提供元:フィスコ


*09:19JST 外資:再び中国株に着目、「滬港通」の出来高が激増
外電によると、「滬港通(上海と香港の株式市場の相互乗り入れ)」を経由した中国株の出来高は最近激増しており、滬港通の売買代金は昨年夏のA株が急落した後の高水準を記録しているという。

ロイターの統計によると、外資は3月に約81億元(約1458億円)相当の中国株を取得していたという。また、こうした資金の大部分が中長期の投資資金だとも報告されている。元相場の落ち着きに加え、最近発表された経済指標の改善を受け、中国を含む新興市場に対する見方もポジティブな方向に転換している。

ただ、中国経済の先行き不透明感が完全に払しょくされていないため、慎重ムードを示している大手機関投資家は多いことも報告されている。《ZN》

関連記事