カラープリンタが使えなかったホワイトハウス

2016年4月8日 18:02

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 情報大国アメリカのワシントンD.C.にある問題を抱えたお宅がありました。ホワイトハウス。この家が抱える問題、それは……。

 デスクトップPCは10年近く前の旧式でプリンターはモノクロ。両面コピー機能などはもちろん無かったのです。携帯電話も全員旧型のブラックベリー。大統領専用機となるエアフォースワンの施設も古く、空対地インターネットの接続は1990年代半ばダイヤルアップ・モデム同然の速度で電子メールを送っていました。しかし、ホワイトハウスともなるとセキュリティ面から簡単にアップグレードできなかったため手が付けられなかったのです。

 そんなオバマ大統領の切なる願いを受けて立ち上がったのが情報機器の匠、FacebookのエンジニアリングディレクターDavid Recordon氏。2年の期間を要したその機器刷新の全貌を見ていただきましょう。

 なんということでしょう。PCはSSD付きの最新型のノートPCになり、側近の携帯電話もiPhoneにアップグレードしてしまったではありませんか。オバマ大統領の携帯電話はセキュリティの高いブラックベリーのまま。もちろんプリンターはカラーになりました。Wi-FiもアップグレードされFacebook上でライブストリーミングができるようになったのです(New York TimesGIZMODOSlashdot)。

 2017年に就任する新大統領はこのホワイトハウスを気に入ってくれるでしょうか。なお改造費用は不明です。

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