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米4月利上げ見送りの場合、円高継続の可能性
記事提供元:フィスコ
*15:42JST 米4月利上げ見送りの場合、円高継続の可能性
7日の欧米市場で円は全面高の展開となった。ドル安・円高が進行しても日本政府・日銀による円売り介入がただちに実施される可能性は低いとの見方が広がっており、投機的な円買いが広がった。市場関係者の間では、日銀は4月末に開く金融政策決定会合で国債買い入れの増額や当座預金金利の引き下げなどの追加緩和策の導入を決定するとの見方が浮上している。
ただし、4月26-27日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で金融政策の現状維持が決まった場合、ドル売り・円買いの動きが強まる可能性があることを市場関係者は警戒しているようだ。3月15-16日のFOM会合では、数名が4月利上げは市場に対して誤ったシグナルを送ることになるとの理由で利上げに反対していた。4月末にかけて金融市場の不安定な状態が続いた場合、米利上げは見送りになる可能性が高いとみられており、日銀が追加緩和を決めても為替相場が円安方向に大きく動く保証はないとの声が聞かれている。《MK》
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