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スイスにCargo Sous Terrainなる地下物流システムを張り巡らす構想
maia 曰く、 やや旧聞となるが、2016年1月26日、スイスでCST(Cargo Sous Terrain)という国家規模の物流システム構想が発表された(ECOURBANLAB)。
地下50mに直径6mのトンネルを掘り、3レーンの小型貨物鉄道を走らせるというもの。中央レーンは両方向ありらしいが、ハブとなるステーションに出入りするレーンとなるようだ(地上との間はリフトとなる)。駆動方式の詳細はよく分からないが、連結せずにそれぞれの台車が個別にコントロールされるようだ。時速30kmで運行するらしいが、トンネル上部に超小型の懸垂式モノレール(小荷物や郵便用か)を3線設け、こちらは時速60kmで運行する。トンネル下部は共同溝?のようにケーブルが通るようだ。
計画では初期段階として2030年にチューリッヒ~ハーキンゲン間の約70kmの区間で開業する。費用はざっと4000億円程度を見込んでいるようだ。将来はスイス国中にネットワークを巡らす構想となっている。
貨物用の小型地下鉄の発想は古く、シカゴトンネルカンパニーが1906~1959年、ロンドン郵便鉄道が1927~2003年に稼働していたようだ。東京駅と東京中央郵便局を結ぶやつは小規模だが1915~1940年に稼働していたようだ。
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