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日米の注目経済指標:米雇用統計内容の改善は早期利上げ要因に
*15:22JST 日米の注目経済指標:米雇用統計内容の改善は早期利上げ要因に
2月29日-3月4日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■3月1日(火)日本時間2日午前0時発表予定
○(米)2月ISM製造業景況指数-予想は48.6
参考となる1月実績は48.2で12月実績の48.0をやや上回った。ただし、4カ月連続で節目となる50を下回った。雇用指数の低下などが要因。新規受注指数は上昇した。2月については先行指標となる2月のマークイット製造業PMIが51.0で1月実績の52.5を大幅に下回っていることから、5カ月連続で節目の50を下回る可能性は高いとみられる。
■3月2日(水)午後10時15分発表予定
○(米)2月ADP雇用統計-予想は前月比+19.0万人
参考となる1月実績は前月比+20.5万人。市場予想を上回る増加となったが、大企業が採用を抑制していることから12月実績を下回った。2月については、新規失業保険申請件数の推移を考慮すると雇用者数は1月実績を若干上回る可能性がある。
■3月4日(金)午後10時30分発表予定
○(米)1月貿易収支-予想は-432.5億ドル
参考となる12月実績は-433.6億ドルで貿易赤字幅はやや拡大した。輸入額はやや増加し、財の輸出額は減少しており、貿易収支の改善を妨げている。1月については財の輸出増加は期待できないことや輸入額は12月並みの可能性があることから、貿易赤字額は12月実績と同水準となる可能性がある。
■3月4日(金)午後10時30分発表予定
○(米)2月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数が前月比+19.5万人、失業率は4.9%
参考となる1月実績は、非農業部門雇用者数が+15.1万人で市場予想の+19万人を下回った。ただし、失業率は2008年2月以来となる4.9%に低下した。また、平均時間給は前月比+0.5%で市場予想を上回る伸びを記録している。2月については、非農業部門雇用者数は1月実績を上回る可能性が高いとみられるが、失業率は4.9%で同水準になる見込み。
その他の主な経済指標の発表予定は、3月1日(火):(日)1月失業率、3月2日(水):(米)地区連銀経済報告、3月3日(木):(米)2月非製造業ISM景況指数。《FA》
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