トヨタは、新型ハイブリッドSUV「C-HR」市販モデルを「ジュネーブ・モーターショー」で世界初公開

2016年1月26日 14:42

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記事提供元:エコノミックニュース

ニュル24時間に参戦する「C-HRレーシング」チーム、左からドライバーの影山正彦氏、佐藤久美氏、大阪晃弘氏らメカニックの面々

ニュル24時間に参戦する「C-HRレーシング」チーム、左からドライバーの影山正彦氏、佐藤久美氏、大阪晃弘氏らメカニックの面々[写真拡大]

 トヨタ自動車は、昨年新型プリウスを発売したが、そのプリウスをベースに開発した新型のハイブリッド・クロスオーバーSUV「C-HR」の市販モデルを3月にスイス・ジュネーブで開催される「ジュネーブ・モーターショー」でワールドプレミアする。

 昨年10月開催の「東京モーターショー」で公開した「C-HR Concept」は、全長×全幅×全高4350×1850×1500mm、ホイールベース2640mmというコンパクトなボディに、パワーユニットとしてプリウスから譲り受けたハイブリッドシステムを搭載し、優れた環境性能と軽快な走行性能を大胆に融合させた新世代コンパクトクロスオーバーコンセプトだ。

 そしてトヨタは、このクロスオーバーSUV「C-HR」で、5月26日~29日にドイツで開催される「第44回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」にToyota GAZOO Racingとして正式に参戦する。3月のジュネーブショーで、「C-HR」市販車とともに「C-HR」ニュル仕様のレースカーが展示されるかも知れない。

 Toyota GAZOO Racingが「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に初めて参戦したのは2007年。今年で10周年の節目を迎える。チーム代表でトヨタ自動車の社長・豊田章男氏は、

 「2007年に『GAZOO Racing』として初めてアルテッツァでニュルブルクリンクに挑戦したことを昨日のことのように思い出します。毎年、天候によっても表情を変えるニュルの道との対話、新しい仲間との出会い、かけがえのない仲間との別れ。様々な想いを胸にこれまで走り続けてきました。しかし、いつの時代も変わらないことがあります。それは、ニュルという過酷なコースがクルマを鍛え、レースという厳しい環境が人を育てるということです。過去9回のニュルブルクリンクへの挑戦で私自身、そのことを強く実感しています。私どもがモータースポーツに取り組む意義は、そこにあります。そして、そうした環境に真剣に向き合う姿に、お客様にも感動いただけるものと考えます。今後も、私どもトヨタ自動車は、TOYOTA GAZOO Racingの傘のもと、もっといいクルマをつくるため、そしてクルマファンを増やし、お客様に笑顔になっていただくため、心をひとつにして、モータースポーツ活動に永続的に取り組んでまいります」と1月の東京オートサロンの会場で語った。

 ニュル24時間に参戦する「C-HRレーシング」のドライバーは、影山正彦氏、佐藤久美氏ほか、メカニックは大阪晃弘氏らによるチーム構成となる。(編集担当:吉田恒)

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