東芝、福島第一原発3号機の使用済燃料プールから遠隔操作でガレキと燃料を取り出す設備を開発

2016年1月22日 19:41

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 東京電力と東芝は18日、福島第一原子力発電所3号機の使用済燃料プールからガレキと燃料を遠隔操作で取り出す燃料取り扱い設備を報道陣に公開した(東芝のプレスリリース原子力産業新聞産経ニュースJapan Times動画)。

 この設備は燃料取扱機とクレーンで構成される。燃料取扱機には2本のマニピュレータと燃料把握機が搭載され、切断したりつかんだりといった作業に適切な治具を遠隔で交換できる仕組みになっている。これにより、使用済燃料プール内に堆積したガレキを撤去してから燃料を取り出し、燃料を構内用輸送容器に収納して原子炉建屋の地上階まで輸送することが可能だという。

 工場における操作訓練は昨年末までに終了しており、2017年度から作業を開始する計画とのことだ。

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