アップル創業者ウォズニアック主宰 ポップカルチャーとテクノロジーの祭典「東京コミコン2016」2016年12月開催

2015年12月6日 20:18

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記事提供元:アパレルウェブ


都内で行われた発表会には、ウォズニアック氏(中央)をはじめ、映画スター・ウォーズのイアン・マクダーミド(銀河帝国皇帝パルパティーン役)、レイ・パーク(ダースモール役)、また、国際派俳優・三船敏郎さんを父に持つ三船美佳さんや人気コスプレイヤーの御伽ねこむさんが出席した。

 ポップカルチャーとテクノロジーを融合させたアメリカン・スタイルのコミコン・イベント「東京コミコン2016(Tokyo Comic Conは2016)」(主催:米国ポップカルト社、トリック・ハンターCEO)が来年2016年12月3・4日、幕張メッセで開かれることが決まった。発起人は、アップル創業者の1人であり、スティーブ・ジョブズの右腕としても知られたスティーブ・ウォズニアック氏と、米マーベル・コミックで数々のスーパーヒーローコミックを手がけたアメコミ界の巨匠スタン・リー氏。

 イベントでは、映画やゲーム、漫画、アニメ、コスプレなどを軸に、世界のリーディングカンパニーや革新性のある最新テクノロジーを紹介。映画やTVに登場するアメリカのセレブリティを招いたサイン会や撮影会、トークショー、クリエイターらによるパネルディスカッションやコレクターズアイテム販売、コスプレなど多様なコンテンツを計画している。同イベントを主催する米ポップカルト社のトリック・ハンターCEOは、「まさにポップカルチャーの神(リー)とテクノロジーの神(ウォズニアック)のアイディアによって実現したイベント。この2つは密接な関係にあり、次の“クール”を生み出す重要な要素。両者を融合させている点で、既存のゲームショーやアニメーションイベントとは一線を画すものになる」とした。

 4日都内で行われた発表会には、ウォズニアック氏も出席。自身が開発したパーソナルコンピューター「アップル ツー(Apple II)」(1977年発表)について触れ、「以前は1人1台コンピューターを持つということは、SFの世界でしか考えられなかったが、「アップル ツー」において、1ドルで手軽にゲームを作ることができたり、カラーでゲームが楽しめるようになった。まさにテクノロジーが夢を現実のものにし、大幅なコストダウンを実現した。そしてテクノロジーの普及は、エンターテイメントの存在があってこそ」とし、両者が親和性を持って共存していくことの重要性について語った。また、「日本は人を感激させるテクノロジー、素晴らしい創造性、そして最も重要な人としての優しさを持ち合わせている国。この日本にトップ・セレブリティたちとファンの人たちが直接会える機会を作り、東京コミコンを開催できることに、とても興奮している」と日本で同イベントを開催する経緯について説明した。

 2016年春頃にチケット販売を開始する。これに先駆け2016年3月には、東京コミコンと同じチームが手がけ、ウォズニアック氏が先導してきたポップカルチャーの祭典「シリコンバレーコミコン2016」が米国カリフォルニア州サンノゼ市で初開催される。

■東京コミコン2016
・公式サイト:<リンク:http://www.tokyocomiccon.com >http://www.tokyocomiccon.com
・ツイッター:@TokyoComicCon


「テクノロジーは進化しても、そこには常に人間に重心が置かれ、生活に溶け込むものでなければ。音声認識や、家庭用ロボットなどの人口知能は今後さらに注目したい」


パッチワークを施した深紅の着物で登場した三船美佳さん。「日本の着物は実は一枚の布で仕立てられているんですよ」と説明すると、「美しい。まさに日本文化におけるテクノロジーだね」とウォズニアック氏。

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